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名所江戸百景 日本橋通一丁目略図
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

名所江戸百景 ・ 44

日本橋通一丁目略図

めいしょえどひゃっけい にほんばしとおりいっちょうめりゃくず

One Hundred Famous Views of Edo: View of Nihonbashi Tori-itchome

日本橋の南、通一丁目の大通りを、大きな傘を中心に踊り歩く一行とともに描いた図です。呉服店の白木屋などの暖簾が並ぶ町並みを背に、踊りの一行と行き交う人々が、江戸随一の繁華街のにぎわいを伝えます。

制作年
安政5年(1858)8月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
日本橋(東京都)

作品について

画面の中央を、赤い縁取りの大きな傘が占めています。傘の下では白い着物の踊り手たちが輪になって歩き、手前には青い着物の女性が後ろ姿で立っています。右には荷を頭にのせた男や物売り、左には日傘を差した人々が行き交い、背後には大きな暖簾の店が並びます。

藍の暖簾と灰色の瓦屋根が背景を落ち着いた色で埋め、そこに傘の赤と踊り手の白が浮かび上がります。人物を画面いっぱいに大きく描き、町並みを通りの一部分だけで表す構図は、題の「略図」にふさわしいものです。

通一丁目は日本橋から南へ延びる大通りの一角で、呉服の大店白木屋が店を構えていました。描かれた一行は大傘を囲んで踊る住吉踊りとされ、祭りなどの折に町を練り歩いて人々を楽しませました。

夏の部の一図で、改印は安政5年8月と、揃物の中では遅い時期の一枚です。名所の景色を描く図が多いこの揃物の中で、人物を主役にして町の暮らしを生き生きと伝えています。

描かれた場所の今

白木屋はのちに東急百貨店日本橋店となり、閉店後の跡地には2004年に商業施設のコレド日本橋が建ちました。中央通りには百貨店や老舗が並び、今も日本橋を代表する繁華街として多くの人が行き交います。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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