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名所江戸百景 日本橋江戸ばし
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

名所江戸百景 ・ 43

日本橋江戸ばし

めいしょえどひゃっけい にほんばしえどばし

One Hundred Famous Views of Edo: Nihon Bridge and Edo Bridge

日本橋の欄干と擬宝珠越しに、日本橋川と下流の江戸橋を望んだ図です。手前には鰹を入れた桶が担がれて通り、川沿いの白壁の蔵と行き交う舟が、江戸の商いの中心地らしい夏の活気を伝えます。

制作年
安政4年(1857)12月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
日本橋(東京都)

作品について

左手前に、日本橋の擬宝珠をのせた親柱が大きく立ち、画面の下には白木の欄干が斜めに走ります。右下には鰹の入った桶と、それを担ぐ天秤の綱がのぞきます。欄干の間からは日本橋川が見え、荷舟が並び、奥には江戸橋と白壁の蔵の並ぶ河岸が続きます。

親柱と欄干を極端に大きく手前に置き、景色をその隙間からのぞかせる構図です。淡い紅の柱と白木の欄干、川の青の対比が鮮やかで、空は上を濃い藍、下を淡い白でぼかしています。

日本橋は五街道の起点で、橋の北詰には魚河岸があり、毎朝たくさんの魚が水揚げされました。夏の初めに出回る初鰹は、江戸っ子が高値でも競って買い求めた初物で、桶の中の鰹はその季節を示していると考えられます。

夏の部の最初の図です。名所そのものを大きく見せず、橋の一部と商いの品で日本橋を表すやり方は、この揃物の大胆な近景の構図の典型の一つです。空を飛ぶ小さな鳥が、朝の河岸の明るさを添えています。

描かれた場所の今

日本橋は1911年に架けられた石造りの橋が今も使われ、国の重要文化財に指定されています。真上を首都高速道路が覆っていますが、地下に移す工事が進められています。江戸橋も昭和通りの橋として架かり、魚河岸の跡には記念碑が立っています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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