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名所江戸百景 目黒爺々が茶屋
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

名所江戸百景 ・ 84

目黒爺々が茶屋

めいしょえどひゃっけい めぐろじじがちゃや

One Hundred Famous Views of Edo: Old Man's Teahouse, Meguro

目黒の高台にあった爺々が茶屋のあたりから、遠くの富士山を望む図です。赤い幹の松が高くそびえる坂道を旅人が行き交い、眼下には黄色く実った田畑が広々と続いています。

制作年
安政4年(1857)4月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
目黒(東京都)
遠くに見える場所
富士山

作品について

左手に赤い幹の松が何本も高く伸び、その下の緑の斜面を道が下っています。坂の下には茅葺きの茶屋が見え、笠をかぶった旅人が歩いています。中ほどには黄色く実った田が広がり、その先に雪をいただいた富士山と、低い山並みが連なります。

松の赤と緑、田の黄色、空の淡い桃色が重なり、秋の明るさを伝えます。手前の松を高く描き、遠くの富士を小さく置くことで、高台からの眺めの広がりを見せています。

爺々が茶屋は、鷹狩りに来た将軍が立ち寄り、茶屋の主を親しみをこめて「爺」と呼んだことから名が付いたと伝わります。目黒は将軍の鷹狩りの場であり、富士を眺める行楽の地でもありました。落語「目黒のさんま」の舞台ともいわれます。

揃物には目黒を描いた図がいくつかあり、春の部の「目黒新冨士」「目黒元不二」とあわせて、目黒の富士見の名所を伝えています。実った田と赤い松が、秋の部の図らしい明るい季節感を添えています。

描かれた場所の今

爺々が茶屋があった茶屋坂は、今の目黒区三田二丁目から中目黒へ下る坂で、坂の上に説明板が立っています。辺りは住宅地になり、富士山が見える日は限られます。目黒では毎年秋に、落語にちなんださんま祭りが開かれています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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