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名所江戸百景 深川八まん山ひらき
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名所江戸百景 ・ 68

深川八まん山ひらき

めいしょえどひゃっけい ふかがわはちまんやまびらき

One Hundred Famous Views of Edo: Opening of the Garden at Fukagawa Hachiman Shrine

深川の富岡八幡宮で、ふだんは閉ざされていた庭園が開かれた日の様子を描いた図です。桜とつつじの咲く庭に、池と築山、橋がめぐらされています。地震の後の江戸に戻った春のにぎわいを伝えます。

制作年
安政4年(1857)8月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
富岡八幡宮(東京都)

作品について

画面の手前には、池のほとりを歩く人々と、桜や柳の木が描かれています。中ほどには池が広がり、いくつかの橋が架かっています。奥には緑の築山があり、まわりを赤いつつじと桜が彩り、さらに奥にも松や木々が続きます。池のほとりの茶屋の前にも人が集まっています。

淡い水色の池を中央に置き、赤いつつじ、淡紅の桜、緑の築山を散らした、明るく華やかな色彩の図です。上から見下ろす視点で庭全体を見渡しています。花の色を点々と散らした画面は、庭に満ちる春の華やぎを感じさせます。

富岡八幡宮は深川の総鎮守で、深川の祭で知られる神社です。題の「山ひらき」は、境内の庭園を一般の人に開くことを指し、安政4年の春に行われたとされます。

夏の部の1図で、改印は安政4年8月です。地震から2年足らずで、町の人々が花の庭を楽しむ姿を描いており、復興していく江戸の明るさを伝える1枚と考えられます。

描かれた場所の今

富岡八幡宮は今も江東区富岡にあり、8月の深川八幡祭りでは、担ぎ手に水を浴びせる神輿の渡御が行われます。3年に一度の本祭りは特に盛大です。境内には江戸勧進相撲の発祥の地を示す碑も立っています。門前仲町の駅から近く、参拝客が絶えません。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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