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東海道五拾三次之内 関 本陣早立
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

東海道五拾三次之内 ・ 48

関 本陣早立

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち せき ほんじんはやだち

The Fifty-three Stations of the Tokaido: Early Departure from the Main Camp at Seki

早朝の関宿の本陣から、大名一行が出立する支度をしている場面です。大きな紋を染めた幕が張り巡らされた本陣の前で、提灯を手に控える供の者や駕籠かきたちが描かれています。

制作年
天保4〜5年頃(1833〜34年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
東海道五拾三次之内(全55図)
描かれた場所
関宿(三重県)

作品について

画面いっぱいに、大きな紋を染め抜いた幕が張り巡らされています。ここは参勤交代の大名が泊まった本陣で、題の「早立」は朝早くの出発を意味します。門の前では、提灯を持った供の者たちが頭を下げ、主人の出立を待っています。幕には大きな紋が繰り返し染め抜かれ、画面に力強い模様のリズムを生んでいます。

左手前では、駕籠かきたちが腰を下ろしたり立ち話をしたりしながら、出発の支度をしています。一人一人の表情が描き分けられ、出立前のあわただしさが伝わります。右手前の立て札は、上の部分が画面の外へはみ出すように描かれています。提灯には紋が描かれ、まだ明かりが必要な時刻であることを示しています。

関は、古代に鈴鹿関が置かれた土地で、鈴鹿関は不破関・逢坂関と並ぶ三関の一つでした。本陣には宿場の有力者の家が当てられました。空はまだ暗く、奥の木々は濃い墨で表され、夜明け前の冷たい空気を感じさせます。門の奥には本陣の建物の屋根がのぞき、右手には大きな木が枝を広げています。

描かれた場所の今

関宿は、東の追分から西の追分までの約1.8kmに、江戸時代から明治時代の町家が200軒あまり残り、昭和59年(1984)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。亀山市は、東海道の宿場の面影を唯一残す町並みとして紹介しています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

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出典・参考

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