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東海道五拾三次之内 宮 熱田神事
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

東海道五拾三次之内 ・ 42

宮 熱田神事

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち みや あつたしんじ

The Fifty-three Stations of the Tokaido: Religious Festival at Atsuta Shrine in Miya

熱田神宮の神事で、馬を引いた男たちが二手に分かれて鳥居の前を駆け抜ける場面です。赤と藍の半纏の一団が競り合う勢いを、画面の右端で切れた大きな鳥居が引き立てています。

制作年
天保4〜5年頃(1833〜34年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
東海道五拾三次之内(全55図)
描かれた場所
宮宿(熱田)(愛知県)

作品について

画面の手前では、赤い半纏の一団が綱をつけた馬を引いて走り、その奥では藍の半纏の一団がもう一頭の馬とともに駆けています。二つの群れが同じ方向へ競うように走り、体を前に倒した男たちの姿が速さを伝えます。男たちの足は大きく踏み出され、棒を振り上げる者もいます。

宮は熱田神宮の門前の宿場です。東京富士美術館によると、毎年5月5日には近くの村々が馬を奉納する「馬の塔(うまのとう)」という神事が行われていました。この図は、荒薦(あらこも、粗く編んだむしろ)を巻いた裸馬に人々が伴走しながら走らせる場面です。東京富士美術館は、手前の赤い半纏を有松絞のものとしています。二つの群れが競い合う、迫力のある場面です。

右端の鳥居は柱の片側だけが画面に入り、残りは外にはみ出しています。全体を描かないことで、人と馬が画面を横切って走り抜けていく動きが強まります。左奥ではかがり火が焚かれ、家の中から人々が見物しています。地面は灰色のぼかしで覆われ、人と馬の色がその上にくっきりと浮かびます。

描かれた場所の今

熱田神宮は今も名古屋市熱田区にあります。近くの「宮の渡し公園」は、宮と桑名を海路で結んだ七里の渡しの船着場跡を整えた公園です。園内には昭和30年(1955)に復元された常夜灯と、時の鐘が立っています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

この揃物を所蔵する館(この図の所蔵は館のサイトでご確認ください)

出典・参考

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