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木曽海道六拾九次之内 高崎
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

木曽海道六拾九次之内 ・ 14

高崎

きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち たかさき

The Sixty-nine Stations of the Kisokaido: Takasaki

高崎宿のはずれの川辺を描いた広重の図です。茶屋の前で二人連れの旅人に男たちが腰をかがめて近づき、川の向こうには家並みと橋、背後には青い山が大きくそびえています。

制作年
天保6〜9年頃(1835〜38年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
木曽海道六拾九次之内(全71図)
描かれた場所
高崎宿(群馬県)

作品について

右手前では、笠をかぶった二人連れの旅人が立ち止まり、籠を抱えた男が深く腰をかがめて何かを話しかけています。左では扇を手にした男が茶屋から駆け寄ってきます。茶屋は葦簀で囲ったわら屋根の小屋で、中には客の姿も見えます。

中ほどを川がゆったり流れ、対岸には家並みが連なり、右奥には橋が架かっています。右の緑の土手と背後の青い山が、画面に落ち着いた広がりを与えています。人物の身振りに旅の一場面の面白みを込める広重らしい図です。

高崎は城下町を兼ねた宿場で、本陣を置かず旅籠だけがありました。宿場からは三国街道も分かれ、上州の交通の要所でした。描かれた川は、宿の西を流れる烏川と考えられます。

広重の図で、版元の保永堂の印があります。シカゴ美術館の刷りは、東京国立博物館の刷りと同じ図です。広重は東海道の揃物で培った、旅人の小さなやりとりを描き込む手法を、山の多いこの揃物でも生かし、風景に人の温かみを添えています。

描かれた場所の今

高崎宿は今の群馬県高崎市の中心にあたり、城下町の町割りが市街地に受け継がれています。宿場の建物はほとんど残っていませんが、烏川は今も市街の西を流れ、川沿いからは晴れた日に榛名山などの上州の山々を望めます。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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