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木曽海道六拾九次之内 高宮
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木曽海道六拾九次之内 ・ 65

高宮

きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち たかみや

The Sixty-nine Stations of the Kisokaido: Takamiya

高宮宿の外れ、松の間から田と家並みを望む道を、大きな荷を背負った女性たちが行く図です。遠くには青い山が並び、広々とした近江の平野の明るさとのびやかさが感じられます。

制作年
天保6〜9年頃(1835〜38年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
木曽海道六拾九次之内(全71図)
描かれた場所
高宮宿(滋賀県)

作品について

手前の道を、背丈ほどもある大きな荷を背負った女性が二人歩いています。その後ろには杖をついた旅人が続き、左の水辺には笠をかぶった人が立ちます。中ほどには田と川が広がり、木を組んだ台がいくつも並んでいます。その先に家並みがあり、遠くに青い山が連なります。

左右の端に松の幹を立て、枝を上に張り出させて、画面を額縁のように囲んでいます。白っぽい地面と淡い緑の野、藍の山と空が穏やかに重なり、人物の衣の藍と荷の黄が手前で目を引きます。

高宮宿は近江国犬上郡の宿場で、多賀大社への参詣道の入口でした。名産の麻織物「高宮布」は近江商人の手で各地に運ばれ、彦根藩から将軍家への献上品にもなりました。女性たちの荷は、この布にかかわるものとも考えられます。

広重の図です。宿場の町並みではなく、宿の外の野の道と、そこで働く人々を描いています。シカゴ美術館、東京国立博物館、国立国会図書館が同じ図を持っています。

描かれた場所の今

高宮宿は今の滋賀県彦根市高宮町にあたり、多賀大社の一の鳥居が今も宿場の目印になっています。本陣跡には表門が残り、高宮布を商った布惣の跡や、1684年に泊まった芭蕉ゆかりの紙子塚も街道沿いにあります。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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