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木曽海道六拾九次之内 新町
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

木曽海道六拾九次之内 ・ 12

新町

きそかいどうろくじゅうきゅうつぎのうち しんまち

The Sixty-nine Stations of the Kisokaido: Shinmachi

上野国に入って最初の宿場、新町のあたりを描いた広重の図です。松の生えた緑の土手の間を川が曲がりながら流れ、奥には小さな橋と旅人、夕焼けに染まる空と青い山が見えます。

制作年
天保6〜9年頃(1835〜38年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
木曽海道六拾九次之内(全71図)
描かれた場所
新町宿(群馬県)

作品について

手前には川が大きく弧を描いて流れ、その両側を緑の土手が囲んでいます。中ほどの盛り上がった土手には背の高い松が数本立ち、左の平らな道を荷を担いだ旅人たちが歩いています。右奥には川に架かる板の橋があり、その上にも人影が見えます。

右端には青緑の崖がそびえ、画面を縦に区切っています。空は上の灰色の雲から下の橙色へと変わり、左奥には青い山がそびえます。広重はこの揃物で、宿場の家並みよりも、街道沿いの川や土手の景色を好んで描いています。

新町宿は中山道の宿場の中で最も遅く開かれた宿場とされます。本庄宿との間の神流川を渡ると、ここから上野国に入ります。

揃物の番号順で広重の最初の図です。英泉が描き始めた揃物を、途中から広重が引き継ぎ、47図を描きました。版元は保永堂から錦樹堂へ移ったとされ、広重の図の多くは題を「木曽海道六拾九次之内」にそろえています。シカゴ美術館や東京国立博物館も同じ図を所蔵しています。

描かれた場所の今

新町宿は今の群馬県高崎市新町にあたります。宿の入り口には、昭和53年(1978年)に復元された見通し灯籠が立っています。宿内には巫女の於菊にまつわる話が伝わる於菊稲荷神社もあり、旧道沿いに宿場の町割りをたどることができます。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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