木曽海道六拾九次之内 ・ 11
支蘇路ノ駅 本庄宿 神流川渡場
きそじのえき ほんじょうじゅく かんながわわたしば
The Sixty-nine Stations of the Kisokaido: The Kanna River Crossing at Honjo Station
作品に ついて
画面の中央を、細い板の橋が斜めに横切っています。その上を、笠をかぶり荷や槍を担いだ人々が一列になって渡り、中ほどには赤い駕籠も見えます。手前の河原では、荷を背負った旅人が橋を目指して歩き、右端には背の高い石灯籠が立っています。
川は青く塗られ、白い河原が大きく広がります。対岸には家々の集まる村と小舟が見え、その奥に赤みを帯びた山々がそびえます。広い河原と山並みを大きく取り、人の列を細かく描き込むことで、川幅の広さが伝わります。
神流川は武蔵と上野の国境を流れる川で、洪水のたびに道筋が流され、夜は旅人が迷うこともあったといいます。そこで文化12年(1815年)、新町宿の側に目印の常夜灯が建てられました。右の灯籠は、この見通し灯籠と考えられます。
英泉の図で、題は「支蘇路ノ駅」と書かれます。武蔵の国の最後の宿、本庄を描いた図で、揃物の初めから続いた英泉の図はここで一区切りとなり、次の新町から広重の図が始まります。英泉はこの後も上州・信州・美濃の図を飛び飛びに描きました。
描かれた 場所の 今
神流川には今、国道17号の神流川橋が架かります。見通し灯籠は明治に移されて戻らず、新町宿の入り口に1978年に復元された常夜灯が立ちます。本庄宿の田村本陣の門は、本庄市立歴史民俗資料館の前に移されて残っています。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
- 東京国立博物館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
東京都・台東区 作品番号 A-12499-75
海外の所蔵館
出典・参考
- ColBase(東京国立博物館): 支蘇路ノ駅 本庄宿 神流川渡場(新しいタブで開きます)(2026-10-19 確認)
- 国立国会図書館デジタルコレクション: 十壱 支蘇路ノ駅本庄宿神流川渡場(新しいタブで開きます)(2026-10-19 確認)
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