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木曽海道六拾九次之内 ・ 11

支蘇路ノ駅 本庄宿 神流川渡場

きそじのえき ほんじょうじゅく かんながわわたしば

The Sixty-nine Stations of the Kisokaido: The Kanna River Crossing at Honjo Station

本庄宿と新町宿の間を流れる神流川の渡り場を描いた図です。長い板の仮橋を大名行列らしい一行が渡り、手前には石の高灯籠が立ち、遠くには赤く染まった上州の山々が連なっています。

制作年
天保6〜7年頃(1835〜36年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
木曽海道六拾九次之内(全71図)
描かれた場所
本庄宿(埼玉県)、神流川(群馬県)

作品について

画面の中央を、細い板の橋が斜めに横切っています。その上を、笠をかぶり荷や槍を担いだ人々が一列になって渡り、中ほどには赤い駕籠も見えます。手前の河原では、荷を背負った旅人が橋を目指して歩き、右端には背の高い石灯籠が立っています。

川は青く塗られ、白い河原が大きく広がります。対岸には家々の集まる村と小舟が見え、その奥に赤みを帯びた山々がそびえます。広い河原と山並みを大きく取り、人の列を細かく描き込むことで、川幅の広さが伝わります。

神流川は武蔵と上野の国境を流れる川で、洪水のたびに道筋が流され、夜は旅人が迷うこともあったといいます。そこで文化12年(1815年)、新町宿の側に目印の常夜灯が建てられました。右の灯籠は、この見通し灯籠と考えられます。

英泉の図で、題は「支蘇路ノ駅」と書かれます。武蔵の国の最後の宿、本庄を描いた図で、揃物の初めから続いた英泉の図はここで一区切りとなり、次の新町から広重の図が始まります。英泉はこの後も上州・信州・美濃の図を飛び飛びに描きました。

描かれた場所の今

神流川には今、国道17号の神流川橋が架かります。見通し灯籠は明治に移されて戻らず、新町宿の入り口に1978年に復元された常夜灯が立ちます。本庄宿の田村本陣の門は、本庄市立歴史民俗資料館の前に移されて残っています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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