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名所江戸百景 真間の紅葉手古那の社継はし
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名所江戸百景 ・ 94

真間の紅葉手古那の社継はし

めいしょえどひゃっけい ままのもみじてこなのやしろつぎはし

One Hundred Famous Views of Edo: Maple Trees at Mama, Tekona Shrine and Tsugi Bridge

下総の真間を、紅葉したもみじの枝越しに見下ろした図です。2本の幹の間から、手古那の社と継橋、入江と茅葺きの家並みが見え、遠くには青い山並みが低く連なっています。

制作年
安政4年(1857)1月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
真間(千葉県)

作品について

画面の左右に太い木の幹が立ち、上からは赤く色づいたもみじの枝が大きく垂れています。その間から見下ろす景色の中に、入江や池が点在し、茅葺きの家々と、手古那の社、細い道と橋が見えます。遠くには低い山並みがあり、空には雁の列が飛んでいます。

手前のもみじを大きく描き、幹の間から遠景をのぞかせる構図です。紅葉の赤と入江の藍、空の淡い色が、秋の真間の明るさを伝えます。

真間は万葉集に詠まれた美しい娘、手古那(手児奈)の伝説の地で、継橋も古歌の歌枕として知られていました。弘法寺の紅葉は江戸からの行楽客を集める名所でした。手古那は多くの男に思いを寄せられ、悩んだ末に入江に身を投げたと伝わる娘です。

江戸の外、千葉の名所を描いた3図の最初の図です。手前の枝や幹で遠景を囲む構図は、同じ秋の部の「上野山内月のまつ」などと共通しています。メトロポリタン美術館も同じ図を所蔵しています。

描かれた場所の今

真間は今の千葉県市川市真間で、手児奈霊神堂と、赤い欄干の小さな継橋が残り、伝説の地として訪れる人がいます。近くの弘法寺は紅葉と伏姫桜で知られ、長い石段の上に建っています。入江は埋め立てられて住宅地になりました。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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