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名所江戸百景 永代橋佃しま
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名所江戸百景 ・ 4

永代橋佃しま

めいしょえどひゃっけい えいたいばしつくだじま

One Hundred Famous Views of Edo: View of Tsukuda Island from Eitai Bridge

永代橋の橋脚の間から、夜の海に浮かぶ佃島を眺めた1図です。三日月と星の下、白魚漁の篝火が水に映り、右手には大きな廻船の帆柱が並んでいます。橋の太い柱を手前に置いた大胆な構図です。

制作年
安政4年(1857)2月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
永代橋(東京都)、佃島(東京都)

作品について

左に永代橋の太い橋脚、右下に斜めの桁が迫り、その間に夜の海が広がります。中ほどの小舟では篝火が焚かれ、水面に赤い光が揺れています。右には帆を下ろした廻船が並び、奥の水平線近くに佃島の家々が小さく見えます。

空は濃い藍から地平近くの明るい色へとぼかされ、三日月と細かな星が散らされています。手前を巨大な柱で区切り、遠くの島を小さく置く遠近の対比が、夜の海の広がりを強めています。

永代橋は隅田川の河口近くに架かる長い橋で、佃島は摂津の佃村から移り住んだ漁師たちの島でした。冬から春にかけて篝火を焚いて白魚をとる漁は、佃の名物として知られていました。

春の部の第4図です。橋や柱を手前に大きく置いて景色をのぞかせる構図は揃物で繰り返し使われ、本図はその代表的な例の一つとされます。改印は安政4年(1857)2月です。夜の景色を濃い藍の摺りで表した図は揃物に幾つもあり、本図はその中でも静けさの際立つ一枚です。手前の柱の木目の摺りにも、彫りと摺りの細かな技がうかがえます。

描かれた場所の今

永代橋は関東大震災のあと大正15年(1926)に架け直された鋼のアーチ橋で、国の重要文化財です。佃島には高層住宅が立ち並ぶ一方、住吉神社や佃煮の老舗が残り、路地には漁師町の面影がうかがえます。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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