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紅葉
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:足立美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-auto), PD-Japan(新しいタブで開きます) 拡大して見る

紅葉

こうよう

Autumn Leaves

真っ赤な紅葉の枝が、群青の渓流の上に大きく張り出す六曲一双の屏風です。金や銀の粉で描いたさざなみと、赤と青の強い対比が、横山大観の作品の中でもとりわけ華やかな画面をつくっています。

制作年
昭和6年(1931)
技法・形式
屏風

作品について

左右の屏風を通して、紅葉した木の枝が画面の上半分を横に走ります。葉は朱や紅の濃い色で一枚ずつ描かれ、その下を群青の流れが白い岩をぬって流れていきます。水面には白金泥(はっきんでい、白金の粉を膠で溶いた絵具)でさざなみが描かれ、細かく光ります。

色は赤と青を中心に絞り込まれ、その対比が画面の鮮やかさを生んでいます。一方で、紅葉の枝ぶりや流れの曲線には緩急があり、装飾的な模様だけに終わらない張りつめた気品があります。各隻は縦163.3センチ、横361.0センチの大画面です。

横山大観は茨城県出身の日本画家で、東京美術学校の第1期生として岡倉天心らに学びました。1898年の日本美術院の創立に加わり、1914年に再興を主導しています。本作は1931年、60代に入った大観が描いた屏風で、大観の作品の中でも特に絢爛な一点とされます。

所蔵する足立美術館は、島根県安来市出身の実業家・足立全康が開いた館です。全康は大観の作品に強くひかれ、120点余りを集めました。本作はそのコレクションの中心をなす作品の一つです。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

出典・参考