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東海道五拾三次之内 藤枝 人馬継立
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

東海道五拾三次之内 ・ 23

藤枝 人馬継立

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち ふじえだ じんばつぎたて

The Fifty-three Stations of the Tokaido: Changing Porters and Horses at Fujieda

藤枝宿の問屋場で、荷物を運んできた人足と馬が次の人足と馬に引き継ぐ「人馬継立」の場面を描いた図です。汗をふく者、荷を積み直す者など、働く人々の姿が生き生きと並びます。

制作年
天保4〜5年頃(1833〜34年頃)
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
東海道五拾三次之内(全55図)
描かれた場所
藤枝宿(静岡県)

作品について

東海道の宿場には問屋場が置かれ、公用の荷物を次の宿場まで運ぶ人足と馬を用意していました。荷物は宿場ごとに新しい人と馬に引き継がれ、これを人馬継立といいます。本図はその作業の真っ最中をとらえています。

右奥の問屋場では役人が様子を見守り、手前では人足たちが荷を担ぎ直したり、手ぬぐいで汗をぬぐったり、一服したりしています。馬子は馬の荷を整えています。それぞれの姿勢が違い、群像として見ても飽きません。

よく見ると、人足が担ぐ荷に立てた札には版元の「保永堂」、馬の腹掛けには版元の主人竹内孫八にちなむ「竹内」の字があります。風景よりも宿場で働く人々の仕事ぶりを主役にした一枚です。

藤枝宿は品川から22番目の宿場で、全長は約2kmに及び、問屋場と本陣を中心に家々が並んでいました。宿内には田中城の大手口もありました。本図の問屋場の様子は、そうした宿場の仕組みを具体的に伝えています。画面の奥には木立と、つながれた馬の姿も見えます。

描かれた場所の今

藤枝宿の跡は、旧東海道に沿って続く商店街として今も町の中心を通っています。長い宿場の町並みの形は道筋に残り、本町の蓮生寺には市の天然記念物に指定されたイブキが立っています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

この揃物を所蔵する館(この図の所蔵は館のサイトでご確認ください)

出典・参考

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