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名所江戸百景 高田姿見のはし俤の橋砂利場
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名所江戸百景 ・ 116

高田姿見のはし俤の橋砂利場

めいしょえどひゃっけい たかだすがたみのはしおもかげのはしじゃりば

One Hundred Famous Views of Edo: Sugatami Bridge, Omokage Bridge and the Gravel Pit at Takata

神田川に架かる面影橋と、その先に広がる田と砂利場の村を描いた一図です。手前の木の橋と、なだらかな丘の続く遠景を、鮮やかで明るい色合いの中に美しくまとめています。

制作年
安政4年(1857)1月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
面影橋(姿見の橋)(東京都)

作品について

右手前に神田川に架かる木の太鼓橋が描かれ、その上と岸の道を人々が歩いています。この橋が面影橋とされます。左には川と土手、中ほどには広い田が広がり、奥の丘の麓には家々と木立が並びます。画面の上には緑の丘が横たわり、空は紅と黄に染まります。

黄色みを帯びた田と、川の濃い藍、丘の緑、空の紅が鮮やかに響き合います。手前の橋を大きく描き、遠景の丘へ向けて田が広がっていく構図です。人の姿は小さく、景色の広がりが主役です。

面影橋(俤の橋)は神田川に架かる橋で、題に並ぶ姿見の橋との関係ははっきりしません。砂利場は川の砂利を採った村の名とされ、奥の丘の麓には氷川神社があったと考えられます。のどかな田園の広がる郊外でした。

冬の部の図ですが、色づかいの鮮やかさで知られます。改印の月に将軍徳川家定がこの橋を渡ったとされ、それにちなんだ刊行とする見方もあります。空と田を染める黄と紅は、冬の澄んだ夕暮れの光を表していると考えられます。

描かれた場所の今

面影橋は今も新宿区と豊島区の境で神田川に架かり、すぐそばを都電荒川線が走って「面影橋」の停留所があります。川沿いは桜並木になり、春には花見の人でにぎわいます。田や砂利場の景色は住宅地に変わりました。橋の名だけが残ります。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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