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江戸百景餘興 芝神明増上寺
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

名所江戸百景 ・ 79

江戸百景餘興 芝神明増上寺

えどひゃっけいよきょう しばしんめいぞうじょうじ

One Hundred Famous Views of Edo: Shiba Shinmei Shrine and Zojoji Temple

芝神明の社の前の道を、笠や手ぬぐいをかぶった旅姿の女性たちの一行が歩く図です。左には黄色の衣と笠の僧たちが並び、奥の森には社の屋根と、増上寺の赤い門がのぞいています。

制作年
安政5年(1858)7月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
芝大神宮(芝神明)(東京都)、増上寺(東京都)

作品について

手前の広い道を、手ぬぐいや笠をかぶった女性たちが連れ立って歩いています。一人が後ろを振り返り、にぎやかに話しているようです。左端には黄色い笠と衣の僧の一団が立ち、奥には石垣の上の松林と、千木を載せた社の屋根、左に赤い門が見えます。

灰色の広い道に人物を大きく配し、緑の森と白い空を背景にしています。女性たちの赤や緑の着物と、僧たちの黄色の対比が目を引きます。

芝神明(今の芝大神宮)は伊勢の神を祀る社で、伊勢参りの代わりに参る人も多く、門前には茶屋や土産物の店が並びました。隣接する増上寺は徳川将軍家の菩提寺で、この一帯は江戸有数の参詣の地でした。描かれた一行は、地方から江戸見物に来た人々と考えられます。

参詣の人々を大きく描き、名所の社寺を背景に退かせた構図は、名所を訪れる人の楽しみに目を向けたものといえます。追加の図ながら、江戸の町の暮らしを生き生きと伝える一枚です。

描かれた場所の今

芝大神宮は港区芝大門一丁目にあり、9月の例祭は期間が長いことから「だらだら祭り」と呼ばれ、生姜市でも知られます。増上寺の三解脱門は江戸初期の建物で、国の重要文化財です。境内の後ろには東京タワーがそびえています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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