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名所江戸百景 両国橋大川ばた
画像:Art Institute of Chicago(作品ページ(新しいタブで開きます))(当サイトで縮小して掲載) CC0(新しいタブで開きます) 拡大して見る

名所江戸百景 ・ 59

両国橋大川ばた

めいしょえどひゃっけい りょうごくばしおおかわばた

One Hundred Famous Views of Edo: Ryogoku Bridge and the Great Riverbank

両国橋を、隅田川の西岸の盛り場から見下ろした図です。橋の上には人々が行き交い、手前の河岸には葦簀張りの茶屋がずらりと並んで、江戸一の盛り場のにぎわいを伝えます。夏の盛り場の熱気を、高い視点から細かく描いています。

制作年
安政3年(1856)8月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
両国橋(東京都)、隅田川(東京都)

作品について

手前の河岸には、屋根を並べた茶屋や見世物小屋が続き、下の道には大勢の人が行き交っています。その上を、両国橋が左下から右上へ長く架かり、橋の上も人で埋まっています。川には屋根船や荷船、帆掛け船が浮かび、対岸には家並みと木立が続きます。茶屋の軒には看板や幟が掛かっています。

黄色い茶屋の屋根と橋板、青い川の色が鮮やかに対比されています。画面を斜めに横切る橋で手前の河岸と対岸を結び、人の多さを細かな描き込みで表しています。

両国橋の西のたもとは両国広小路と呼ばれ、火除地として広く空けられた場所に茶屋や見世物小屋が並ぶ江戸一の盛り場でした。夏には川開きの花火が上がり、大勢の見物人が集まりました。地震の翌年に出たこの図は、盛り場のにぎわいが戻った江戸を伝えるとも考えられます。

夏の部の1図で、改印は安政3年8月です。両国はほかに秋の部の「両国花火」にも描かれ、夜空に上がる花火の図と、昼の盛り場を描いたこの図を対にして見ることができます。

描かれた場所の今

両国橋は今も隅田川に架かり、現在の橋は1932年に完成した鋼の橋です。西のたもとの広小路はビルの建ち並ぶ街になりましたが、毎年7月の隅田川花火大会は、両国の川開きの花火を受け継ぐ行事として知られています。両国は国技館のある相撲の町です。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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