名所江戸百景 ・ 59
両国橋大川ばた
めいしょえどひゃっけい りょうごくばしおおかわばた
One Hundred Famous Views of Edo: Ryogoku Bridge and the Great Riverbank
作品に ついて
手前の河岸には、屋根を並べた茶屋や見世物小屋が続き、下の道には大勢の人が行き交っています。その上を、両国橋が左下から右上へ長く架かり、橋の上も人で埋まっています。川には屋根船や荷船、帆掛け船が浮かび、対岸には家並みと木立が続きます。茶屋の軒には看板や幟が掛かっています。
黄色い茶屋の屋根と橋板、青い川の色が鮮やかに対比されています。画面を斜めに横切る橋で手前の河岸と対岸を結び、人の多さを細かな描き込みで表しています。
両国橋の西のたもとは両国広小路と呼ばれ、火除地として広く空けられた場所に茶屋や見世物小屋が並ぶ江戸一の盛り場でした。夏には川開きの花火が上がり、大勢の見物人が集まりました。地震の翌年に出たこの図は、盛り場のにぎわいが戻った江戸を伝えるとも考えられます。
夏の部の1図で、改印は安政3年8月です。両国はほかに秋の部の「両国花火」にも描かれ、夜空に上がる花火の図と、昼の盛り場を描いたこの図を対にして見ることができます。
描かれた 場所の 今
両国橋は今も隅田川に架かり、現在の橋は1932年に完成した鋼の橋です。西のたもとの広小路はビルの建ち並ぶ街になりましたが、毎年7月の隅田川花火大会は、両国の川開きの花火を受け継ぐ行事として知られています。両国は国技館のある相撲の町です。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
- 東京国立博物館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
東京都・台東区 作品番号 A-12499-387
- 国立国会図書館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
東京都・千代田区 作品番号 寄別1-8-2-1イ
- 国立国会図書館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
東京都・千代田区 作品番号 寄別1-8-2-1
海外の所蔵館
- シカゴ美術館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
シカゴ 作品番号 1939.1474
出典・参考
- Art Institute of Chicago: Ryogoku Bridge and the Great Riverbank (Ryogokubashi Okawabata), from the series "One Hundred Famous Views of Edo (Meisho Edo hyakkei)"(新しいタブで開きます)(2026-10-19 確認)
- ColBase(東京国立博物館): 名所江戸百景 両国橋大川ばた(新しいタブで開きます)(2026-10-19 確認)
- Wikipedia: One Hundred Famous Views of Edo(新しいタブで開きます)(2026-10-19 確認)
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