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名所江戸百景 目黒太鼓橋夕日の岡
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名所江戸百景 ・ 111

目黒太鼓橋夕日の岡

めいしょえどひゃっけい めぐろたいこばしゆうひのおか

One Hundred Famous Views of Edo: Drum Bridge and Yuhi Hill at Meguro

雪の降る目黒川に架かる石の太鼓橋と、その上の夕日の岡を描いた一図です。白く覆われた木々と半円を描く橋、橋を渡る傘の人々が、雪の日の冬の深い静けさを伝えます。

制作年
安政4年(1857)4月
技法・形式
木版画(浮世絵)
揃物
名所江戸百景(全119図)
描かれた場所
目黒(東京都)

作品について

手前に半円形の石の太鼓橋が目黒川に架かり、蓑や傘をまとった人々が渡っています。川は奥へ曲がりながら流れ、両岸の木々は雪をかぶっています。左手の坂の上が夕日の岡で、雪に覆われた木立が並び、空からは雪が降り続けます。

灰色がかった空と白い雪、川の藍が静かな色調をつくります。橋の弧と川の曲線が呼応し、雪の木々を上下に重ねることで、坂の高さと谷の深さを感じさせます。

太鼓橋は行人坂を下りた所に架かる石のアーチ橋で、明和6年(1769)に完成したと伝わります。夕日の岡は行人坂の辺りの呼び名で、紅葉の名所として知られました。目黒不動へ参る人々の通り道でもありました。

冬の部の図です。同じ年に目黒を描いた図が他に3図(「目黒爺々が茶屋」「目黒新冨士」「目黒元不二」)あり、目黒不動の開帳に合わせた刊行と考えられています。雪に包まれた半円の橋の姿は、この揃物の雪景色の中でも特に美しいものとして親しまれています。

描かれた場所の今

石の太鼓橋は1920年の大雨で崩れ、今の橋は1991年の目黒川の改修で架けられた平らな橋ですが、太鼓橋の名と石橋を思わせる側面の飾りを残しています。行人坂は今も急な坂で、坂の途中には大円寺があります。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

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出典・参考

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