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アザミの花
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:ポーラ美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-auto-expired)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

アザミの花

あざみのはな

Thistles

白い花瓶に挿したアザミと麦の穂を、うねるような背景の筆の跡とともに描いた静物画です。ゴッホが亡くなる約1か月前、オーヴェール=シュル=オワーズで医師ガシェの家の花を描いた作品です。

制作年
1890年
技法・形式
油彩

作品について

テーブルの上の花瓶に、とげのある葉を広げたアザミと麦の穂が挿されています。ぎざぎざの葉は外へ外へと広がり、画面の枠組みをつくっています。花瓶には同心円を描くような筆の跡が重ねられ、背景には縦と横に交わる短い筆の跡が敷き詰められています。

テーブルや花瓶のまわりには、はっきりした輪郭線が引かれています。この線には、フィンセント・ファン・ゴッホが学んだ浮世絵の影響が見られます。線、色、絵肌の質感を、小さな画面の中で追い求めた作品です。

ゴッホは1890年、精神科医ガシェの治療を受けるため、パリ北西の村オーヴェール=シュル=オワーズに移りました。ここで過ごした約2か月の間に、およそ70点の作品を描いています。本作は同年6月16日か17日、ガシェ医師の家で見つけた野の花を描いた数点の静物画の一つです。

ゴッホは7月27日に自ら銃で胸を撃ち、2日後に亡くなりました。この地での最後の日々の仕事を伝える一点として、ポーラ美術館に収められています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考