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レースの帽子の少女
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:ポーラ美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-auto-expired)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

レースの帽子の少女

Girl in a Lace Hat

白いレースの帽子をかぶった少女が、夢見るような表情で横を向く半身像です。レースの軽やかさや袖のふくらみを描き分けたルノワールの筆づかいと、明るくやわらかな色調が見どころです。

制作年
1891年
技法・形式
油彩

作品について

少女は白いレースの帽子をかぶり、遠くを見るようなまなざしをしています。帽子のレースは、細い筆の動きで透ける軽さが表されています。ふくらんだ袖のボリュームも、筆の重ね方で描き分けられています。

顔や肌はほんのりと赤みを帯び、背景はやわらかな色でぼかされています。帽子の白がその中で明るく浮かび、少女の表情の清々しさを引き立てています。輪郭をはっきり線で囲まず、色の移り変わりで形を表しているのも、この時期のピエール=オーギュスト・ルノワールらしいところです。

仕立屋の父とお針子の母のもとに育ったルノワールは、衣装の質感を描くのを得意としました。モデルに自分で選んだ帽子や衣装を用意することもあったようです。1891年の本作でも、帽子が女性像に生き生きとした魅力を与えています。

所蔵するポーラ美術館は、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が戦後約40年かけて集めたコレクションを中心とする館です。本作はそのコレクションの顔ともいえる一点です。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考