名画のふるさと名画と画家を地域から探す
ドービニーの庭
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:ひろしま美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-100-1923)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

ドービニーの庭

どーびにーのにわ

Daubigny's Garden

画家ドービニーが暮らした家の庭を、横長の画面いっぱいに描いた風景画です。ゴッホが亡くなる数週間前、オーヴェール=シュル=オワーズで描いた作品で、渦巻くような筆の跡が芝生や木々を満たしています。

制作年
1890年
技法・形式
油彩

作品について

画面の手前から奥へ、緑の芝生と花壇が広がっています。中央には白い花の植え込みがあり、奥に白い壁の家と教会の塔がのぞきます。木々や芝生は短い筆の跡が渦や流れのように重ねられ、庭全体が揺れ動いているように見えます。

縦53.2センチ、横103.5センチの横に長い画面に、フィンセント・ファン・ゴッホは広い庭を収めました。手前の芝生から奥の家並みへと、視線が自然に流れていきます。

シャルル=フランソワ・ドービニーは、バルビゾン派に近い風景画家で、オーヴェールに家を構えていました。ゴッホは1890年にこの村に移り、その家の庭を描きました。7月末に亡くなる、その数週間前の作品です。

この庭には、もともと黒い猫が描かれていました。のちに上から塗りつぶされ、今は見えませんが、X線を使った分析で、猫がカンヴァスに直接描かれていたことが確かめられています。本作は、広島銀行が創業100周年を記念して1978年に開いたひろしま美術館を代表する作品です。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考