ドービニーの 庭
どーびにーのにわ
Daubigny's Garden
画家ドービニーが暮らした家の庭を、横長の画面いっぱいに描いた風景画です。ゴッホが亡くなる数週間前、オーヴェール=シュル=オワーズで描いた作品で、渦巻くような筆の跡が芝生や木々を満たしています。
- 制作年
- 1890年
- 技法・形式
- 油彩
作品に ついて
画面の手前から奥へ、緑の芝生と花壇が広がっています。中央には白い花の植え込みがあり、奥に白い壁の家と教会の塔がのぞきます。木々や芝生は短い筆の跡が渦や流れのように重ねられ、庭全体が揺れ動いているように見えます。
縦53.2センチ、横103.5センチの横に長い画面に、フィンセント・ファン・ゴッホは広い庭を収めました。手前の芝生から奥の家並みへと、視線が自然に流れていきます。
シャルル=フランソワ・ドービニーは、バルビゾン派に近い風景画家で、オーヴェールに家を構えていました。ゴッホは1890年にこの村に移り、その家の庭を描きました。7月末に亡くなる、その数週間前の作品です。
この庭には、もともと黒い猫が描かれていました。のちに上から塗りつぶされ、今は見えませんが、X線を使った分析で、猫がカンヴァスに直接描かれていたことが確かめられています。本作は、広島銀行が創業100周年を記念して1978年に開いたひろしま美術館を代表する作品です。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
- ひろしま美術館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
広島県・広島市中区
出典・参考
- ひろしま美術館 コレクション ゴッホ(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)
- Wikidata ドービニーの庭(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)



