裸婦
らふ
Nude
赤い敷物の上に腰を下ろし、青いクッションにほおづえをつく裸婦を、鮮やかな色で描いた岡田三郎助晩年の代表作です。昭和10年(1935年)の作で、佐賀県の重要文化財です。
- 画家
- 岡田三郎助
- 制作年
- 1935年(昭和10年)
- 技法・形式
- 油彩
作品に ついて
縦長の画面に、黒髪を結った女性が赤い模様の敷物に横座りし、左腕を青いクッションにのせてほおづえをついています。足もとには色とりどりの模様の織物が広がり、背景は薄紫やピンクの短い筆の跡で埋められています。右上には「昭和十年十月 岡田三郎助」と縦書きの署名があります。
描かれたのは、岡田が亡くなる4年前の1935年です。若いころの「花野」のような淡い色づかいとは違い、赤・青・緑の強い色を並べ、絵の具を厚く重ねています。織物の模様を細かく描き込みながらも、肌は明るくなめらかに描き分けられ、色彩の豊かさが際立っています。60代半ばになっても新しい表現を試み続けた画家の意欲が伝わる作品です。
佐賀県立美術館はこの作品を晩年の傑作と位置づけ、2014年に佐賀県の重要文化財に指定されました。岡田三郎助の作品を常に紹介する常設展示室「OKADA-ROOM」の顔ともいえる1点で、展示替えをしながら公開されています。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
出典・参考
佐賀県をもっと知る
姉妹サイトで、同じ土地の別の魅力も訪ねてみませんか。


