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姉弟
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:福島県立美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Japan (PD-scan)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

姉弟

きょうだい

Infant and His Sister

福島県白河生まれの洋画家・関根正二が、20歳で亡くなる前年の1918年に描いた油彩です。幼い弟を背負った少女が花の咲く野に立つ姿を、赤を基調にした強い色で描いています。福島県立美術館の代表作です。

制作年
1918年(大正7年)
技法・形式
油彩

作品について

画面の中央に、黒い髪の少女が横向きに立ち、赤い着物の幼い弟を背中に負っています。少女はうつむいて足もとを見つめ、弟は正面を向いてこちらを見ています。二人の手前には、赤や橙の花をつけた草花が画面の下半分を埋め、その向こうには緑の野と、雲の流れる空が広がっています。

二人の着物の赤と、野や草の緑がぶつかり合い、画面に強い印象を与えています。輪郭は太くやわらかく、細部を描き込まずに、色の重なりで人物の量感を表しています。少女の伏し目がちな表情と、まっすぐ前を見る弟の表情の違いも見どころです。カンヴァスの木枠には、題と制作年、関根の名が書かれているそうです。

関根は福島県西白河郡大沼村(現在の白河市)に生まれ、幼いころ東京へ移りました。印刷会社で働きながら絵を描き、16歳で二科展に初入選しています。本作は1918年の第5回二科展に出品されました。同じ展覧会では「信仰の悲しみ」(大原美術館、重要文化財)などが樗牛賞を受けています。

翌1919年、関根は20歳で亡くなりました。福島県立美術館は関根の作品をまとめて所蔵しており、本作はその中心となる一点です。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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