大原女
おはらめ
Oharame (Woman Peddlers from Ohara)
土田麦僊が、京都・大原から町へ行商に来た女性「大原女」を、草地に腰を下ろして休む三人の姿で描いた作品です。白い手ぬぐいと藍の着物、明るい緑の草地が穏やかに調和しています。
- 画家
- 土田麦僊
- 制作年
- 昭和2年(1927)
- 技法・形式
- その他
作品に ついて
白い手ぬぐいをかぶり、藍色の着物に前掛けをつけた三人の大原女が、小さな黄色い花の咲く草地で足を投げ出して休んでいます。手前には笠が置かれ、背後には白壁の家々や花の咲く木、その向こうに山並みと空がのぞきます。縦横とも2メートルを超える正方形に近い画面に、人物と風景が落ち着いた配置で収まっています。
人物は細い線と平らな色面でまとめられ、草地の緑の中に藍と白がくり返し置かれて、画面にリズムを生んでいます。木の幹の縦の線が画面を区切り、手前の人物と奥の村の風景をつないでいます。顔や手は細い線で輪郭をとり、肌は淡い色で平らに塗られていて、どっしりとした量感と穏やかな表情を両立させています。
麦僊は1918年に村上華岳らと国画創作協会を結成し、1921年からおよそ1年半ヨーロッパに渡って西洋の絵画を研究しました。本作は1927年の第6回国画創作協会展に出品された大作で、京都国立近代美術館には大原女を描いた素描も残っています。本作は1973年度に同館が購入しました。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
- 京都国立近代美術館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
京都府・京都市左京区 作品番号 J00035
出典・参考
- 国立美術館所蔵作品総合目録検索システム 土田麦僊《大原女》(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)
