名画のふるさと名画と画家を地域から探す
すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:アーティゾン美術館(石橋財団)(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-old-70-1923 (PD-scan)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢

Mademoiselle Georgette Charpentier Seated

青いドレスの4歳の少女が、大人用の椅子にちょこんと座って微笑む肖像画です。出版業者シャルパンティエ家から最初に注文された肖像で、ルノワールが影に青を使って描いた、やわらかな色調が見どころです。

制作年
1876年
技法・形式
油彩

作品について

モデルは、パリの出版業者ジョルジュ・シャルパンティエの長女ジョルジェットです。当時4歳で、青いドレスに青い靴下をはき、大きな椅子に腰かけて微笑んでいます。体に対して大きすぎる椅子が、少女の小ささと愛らしさを引き立てています。

伝統的な肖像画のような堅さはなく、くつろいだ姿がそのまま描かれています。近くで見ると、ドレスや肌の影の部分に青い線が引かれていることがわかります。床の絨毯や花瓶からは、19世紀パリの裕福な家庭の室内がうかがえます。ドレスの青と頬の赤みが、明るい室内の色の中でよく響き合っています。

シャルパンティエ夫妻は自宅で文学サロンを開いていました。1875年の印象派の作品売り立てでルノワールの絵を買ったことから、画家と親しくなります。本作は1876年、一家の肖像として最初に依頼された作品です。

所蔵するアーティゾン美術館は、石橋正二郎が開いたブリヂストン美術館を前身とし、印象派を中心とする西洋近代絵画のコレクションで知られます。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

出典・参考