アルジェリア風の パリの 女たち (ハーレム)
Parisiennes in Algerian Costume or Harem
豪華な敷物の上でくつろぐ、異国風の衣装の女性たちを描いたピエール=オーギュスト・ルノワール初期の代表作です。後宮(ハーレム)の場面に見えますが、描かれているのはパリの一室です。
- 制作年
- 1872年
- 技法・形式
- 油彩
作品に ついて
画面の中央では、薄い衣をまとった金髪の女性が片膝を立てて座り、左では肌をあらわにした女性が背を向けて首飾りを手にしています。右には長い黒髪の女性が控え、奥にはもう一人が身を乗り出しています。床には模様の細かな敷物が広がり、腕輪や羽根飾りなどの小物が散らばっています。
題名のとおり、モデルはアルジェリア風に装ったパリの女性たちです。ルノワールはこの頃まだ北アフリカを訪れておらず、ウジェーヌ・ドラクロワの「アルジェの女たち」などを下敷きに、敷物や家具、華やかな衣装で東方の雰囲気を作り出しました。肌や布の上で柔らかく溶け合う色と筆づかいには、のちのルノワールの豊かな色彩がすでに表れています。
本作はパリの画商ベルネーム=ジュヌやデュラン=リュエルの手を経て、1921年末に松方幸次郎のコレクションに加わりました。1944年にフランス政府が接収し、1959年に日本へ返還されて国立西洋美術館の所蔵となりました。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
- 国立西洋美術館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
東京都・台東区 作品番号 P.1959-0182
出典・参考
- 国立美術館所蔵作品総合目録検索システム ルノワール、ピエール=オーギュスト《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)
- 国立西洋美術館 所蔵作品 アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)


