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睡蓮
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:大原美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-auto-1923)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

睡蓮

すいれん

Water Lilies

クロード・モネが、ジヴェルニーの自宅の庭の池を、岸も空も描かずに水面だけで表した睡蓮の一枚です。空の光を映した淡い青と緑の水面に、点々と浮かぶ睡蓮の花が柔らかく響き合います。

制作年
1906年頃
技法・形式
油彩

作品について

画面には池の岸も空もなく、水面だけが広がります。中央は空の光を映して白っぽく明るく、右上と左下に睡蓮の葉の群れが浮かび、黄色や桃色、赤の花がところどころに咲いています。葉や花は細かく描き込まず、短い筆を重ねて、水の上の揺らぎとして表しています。画面は縦73センチ、横92.5センチで、右下に署名があります。

モネは50歳を過ぎてから自宅に庭を造り、池で睡蓮を育てて、晩年までくり返し描きました。1906年頃の本作では、水面に映る空の明るさが画面の大部分を占め、睡蓮は画面の端に寄せられています。広々とした水面そのものが、この絵の主役になっています。当時のフランスでは日本美術が流行し、モネも浮世絵を熱心に集めていました。

1920年秋、児島虎次郎はジヴェルニーのモネのアトリエを訪ね、モネ本人からこの作品を買い取りました。大原美術館を代表する作品の一つです。2000年には開館70周年を機に、モネの庭から株分けされた睡蓮が美術館の池に植えられました。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

出典・参考