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睡蓮
画像:出典:国立美術館所蔵作品総合目録検索システム/モネ、クロード《睡蓮》1916年(国立西洋美術館所蔵)/https://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=100292(当サイトで縮小して掲載) NoC-CR(新しいタブで開きます) 拡大して見る

睡蓮

すいれん

Water Lilies

クロード・モネが自宅の庭の池に浮かぶ睡蓮を、約2メートル四方の大きな画面に描いた晩年の作品です。花の形や水面の影を大胆に省いた筆づかいに、のちの抽象絵画へ通じる新しさがあります。

制作年
1916年
技法・形式
油彩

作品について

縦横とも約2メートルのほぼ正方形の画面に、岸も空も入れず、池の水面だけが広がります。睡蓮の葉と赤や黄の花が画面の上と下に群れて浮かび、その間を青紫の水面と、水に映る緑の影が縦の筆の流れでつないでいます。花や影は細かく描き込まず、色を重ねることで表しています。左下には署名と1916年の年記が入っています。

モネは50歳を過ぎてから、パリ近郊ジヴェルニーの自宅に庭を造り、池で睡蓮を育てました。天気や時刻で表情を変える水面は尽きない題材となり、本作を描いた1916年には、睡蓮を描き始めてすでに20年ほどがたっていました。形を省いた大胆な表現は、のちの表現主義や抽象絵画にもつながるものです。

本作は1921年12月頃、実業家の松方幸次郎がモネ本人から買い取りました。第二次世界大戦中の1944年にフランス政府に接収され、1959年にフランスから日本へ返還されて、同じ年に国立西洋美術館に収められました。国立西洋美術館は、この松方コレクションの返還を受けて開かれた美術館です。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考