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和服を着たベルギーの少女
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:大原美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Japan (PD-scan)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

和服を着たベルギーの少女

わふくをきたべるぎーのしょうじょ

Belgian Girl in Kimono

赤や紫の花柄の着物に黄色い帯を締めたベルギーの少女を、明るい窓辺に立たせて描いた油彩です。短い筆の跡を重ねた鮮やかな色づかいに、児島虎次郎がヨーロッパで学んだ新しい画風が表れています。

制作年
明治44年(1911)
技法・形式
油彩

作品について

少女は、赤地に白や紫の花模様が散る振袖を着て、幅の広い黄色の帯を締めています。髪には赤い大きなリボンを結び、まっすぐこちらを見ています。右の棚には日本の焼き物や人形が並び、左の窓の外には緑の植え込みがのぞきます。

着物の柄は一つ一つ描き込むのではなく、短い筆の跡を重ねて色の面として表されています。赤、紫、黄といった強い色が画面に満ちていますが、窓からの白い光が全体を明るく保っています。ヨーロッパの少女と日本の着物、室内に並ぶ日本の工芸品という取り合わせが、この絵の主題です。

児島虎次郎は岡山県出身の洋画家です。大原孫三郎の支援でヨーロッパに渡り、1909年からベルギーのゲントの美術アカデミーで学びました。本作は1911年、そのベルギー滞在中に描かれた代表作の一つです。

児島は自作を描くかたわら、大原のために西洋美術の収集にも力を尽くしました。1929年に47歳で亡くなり、翌1930年、大原は児島が集めた作品と児島自身の作品を公開するために大原美術館を開きました。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

出典・参考