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人生は戦いなり(黄金の騎士)
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:愛知県美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-100-1923)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

人生は戦いなり(黄金の騎士)

Life is a Struggle (Golden Rider)

金色の甲冑をまとった騎士が、黒い馬にまたがって花咲く野を進む姿を描いた作品です。金箔を使った装飾的な画面に、批判の中で闘い続ける決意を込めた、クリムトの転機を示す一点です。

制作年
1903年
技法・形式
油彩

作品について

画面のほとんどを、横向きの大きな黒い馬が占めています。その背に、全身を金色の甲冑で包んだ騎士が槍を立てて座っています。背景は緑と金の細かな点で埋め尽くされ、足もとには色とりどりの花が咲く草地が広がります。画面の下端には、金箔を貼った帯が置かれています。

絵具に加えてテンペラと金箔が使われ、絵画と工芸のあいだにあるような画面になっています。グスタフ・クリムトは、美術を生活全体に広げようとしたウィーン工房の活動にも関わっており、純粋な絵画と装飾の境目をなくそうとする考えがここにも表れています。

1903年、本作はクリムトの回顧展となった第18回ウィーン分離派展に出品されました。当時のクリムトは、大学講堂のための装飾画をめぐって激しい批判を受けていました。題名のとおり、本作には闘う画家自身の姿勢が重ねられています。ただし闘いの舞台は現実の戦場ではなく、花の咲く楽園のような場所です。

愛知県美術館の所蔵する本作は、日本の公立美術館に収められたクリムト作品の第一号です。同館のコレクションを代表する作品の一つになっています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考