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子供と猫
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:愛知県美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-70)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

子供と猫

こどもとねこ

Child and Cats

やわらかな光の差す室内で、猫を抱いた少女が白い食卓について食事を待つ場面です。ありふれた家庭の一瞬を、安定した三角形の構図と、穏やかな色の中に差し込む鮮やかな色で描いています。

制作年
1906年頃
技法・形式
油彩

作品について

白いテーブルクロスのかかった食卓の前に、少女が猫を抱いて座っています。テーブル、猫、少女がひとかたまりになって、下が広く上がすぼまる三角形の構図をつくり、画面に落ち着きを与えています。

テーブルの縁などの水平な線と、少女や瓶の垂直な線が交わり、画面にしっかりとした骨組みができています。右下の果物は画面の端で切れて描かれ、写真のスナップのような感覚があります。この切り取り方は浮世絵に学んだものとされます。

全体は穏やかな色調でまとめられていますが、ところどころに鮮やかな色が差し込まれ、画面を引き締めています。白い食卓の上でも、光の当たり方によって色が少しずつ変わっていきます。

ピエール・ボナールは、身近な室内や家族の情景を好んで描いたことから、親密派(アンティミスト)と呼ばれます。1906年頃の本作は、日常の何気ない光景を絵画に高めるボナールの技量をよく示しており、愛知県美術館に収められています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考