子供と 猫
こどもとねこ
Child and Cats
やわらかな光の差す室内で、猫を抱いた少女が白い食卓について食事を待つ場面です。ありふれた家庭の一瞬を、安定した三角形の構図と、穏やかな色の中に差し込む鮮やかな色で描いています。
- 制作年
- 1906年頃
- 技法・形式
- 油彩
作品に ついて
白いテーブルクロスのかかった食卓の前に、少女が猫を抱いて座っています。テーブル、猫、少女がひとかたまりになって、下が広く上がすぼまる三角形の構図をつくり、画面に落ち着きを与えています。
テーブルの縁などの水平な線と、少女や瓶の垂直な線が交わり、画面にしっかりとした骨組みができています。右下の果物は画面の端で切れて描かれ、写真のスナップのような感覚があります。この切り取り方は浮世絵に学んだものとされます。
全体は穏やかな色調でまとめられていますが、ところどころに鮮やかな色が差し込まれ、画面を引き締めています。白い食卓の上でも、光の当たり方によって色が少しずつ変わっていきます。
ピエール・ボナールは、身近な室内や家族の情景を好んで描いたことから、親密派(アンティミスト)と呼ばれます。1906年頃の本作は、日常の何気ない光景を絵画に高めるボナールの技量をよく示しており、愛知県美術館に収められています。
どこで 見られる?
展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。
この作品を所蔵する館
- 愛知県美術館所蔵館の作品ページ(新しいタブで開きます)
愛知県・名古屋市東区 作品番号 FO198900001000
出典・参考
- 愛知県美術館 収蔵品 子供と猫(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)
- ジャパンサーチ 子供と猫(新しいタブで開きます)(2026-10-18 確認)
