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雪中雉子の図
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:沖縄県立博物館・美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-100)(新しいタブで開きます) 拡大して見る

雪中雉子の図

せっちゅうきじのず

Pheasants in the Snow

雪をかぶった老木と岩のそばに、つがいの雉子がたたずむ姿を描いた、琉球王国の宮廷画家・殷元良の花鳥画です。沖縄県の指定文化財で、那覇市の沖縄県立博物館・美術館が所蔵しています。

画家
殷元良
制作年
18世紀
技法・形式
掛軸

作品について

縦長の画面の上半分に、雪を厚くのせた老木の枝が大きく張り出し、下には雪の積もった岩がそびえます。岩の上には、長い尾を垂らした雄の雉子と、羽の地味な雌の雉子が寄り添っています。足もとには赤やだいだい色の花が咲き、背景の空は茶色がかった色で塗られて、白い雪をいっそう引き立てています。左の岩の脇には落款と印があります。

殷元良(1718〜1767)は首里の生まれで、座間味庸昌(ざまみようしょう)の名でも知られます。幼いころから絵の才能を認められて王府に召され、宮廷画家の山口宗季(呉師虔)に学びました。中国へ渡る使節にも加わり、国王の肖像である御後絵(うぐいえ)も手がけています。

鳥や花を細かく、色鮮やかに描く中国の宮廷風の花鳥画の流れをくむ作品とされ、構図や描き方に明の花鳥画家・呂紀との共通点を指摘する研究もあります。戦争で多くの琉球絵画が失われた中で残った貴重な作品として、沖縄県の文化財に指定されています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

  • 沖縄県立博物館・美術館

    沖縄県・那覇市

    紙本着色。沖縄県指定有形文化財(指定名称「紙本着色雪中雉子の図 殷元良筆」)

出典・参考

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