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紅白梅図屏風
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:MOA美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-Art (PD-old-auto), PD-Japan(新しいタブで開きます) 拡大して見る

紅白梅図屏風

こうはくばいずびょうぶ

Red and White Plum Blossoms

金地の中央を黒い流れが曲線を描いて下り、その左右に白梅と紅梅が向き合う二曲一双の屏風です。尾形光琳の晩年の作とされ、琳派の装飾性が行き着いたところを示す国宝です。

制作年
江戸時代・18世紀
技法・形式
屏風

作品について

右の屏風に紅梅、左の屏風に白梅を置き、その間を水の流れが末広がりに下っていきます。白梅は幹の大部分を画面の外に隠し、紅梅は画面いっぱいに枝を広げています。左右で見せ方を変えることで、一対の屏風に変化と緊張が生まれています。

梅の花びらは輪郭線を使わずに描かれ、のちに「光琳梅」と呼ばれる形になりました。幹には、絵具が乾かないうちに別の色を垂らしてにじませる「たらし込み」が使われています。流れの渦巻く模様は、筆で一気に描かれたようなリズムをもっています。

2011年の科学調査では、背景の金地に金箔が使われていることが確かめられました。流れの部分には銀が残っており、黒い部分から硫化銀が見つかっています。銀箔を硫黄で黒く変色させて、流れを表したと考えられています。

尾形光琳は、先人の俵屋宗達に学びながら独自の画風を築きました。本作は弘前藩主の津軽家に伝わり、戦後に人手を経たのち、1954年にMOA美術館の創立者・岡田茂吉が入手しました。1956年に国宝に指定されています。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考