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点描風の自画像
画像:Wikimedia Commons(作品ページ(新しいタブで開きます))/所蔵:岩手県立美術館(当サイトで縮小して掲載)。所蔵館の提供ではありません PD-scan (PD-Japan), PD-old-auto(新しいタブで開きます) 拡大して見る

点描風の自画像

てんびょうふうのじがぞう

Self-Portrait in Pointillist Style

萬鉄五郎が1912年ごろに描いた自画像で、顔も衣服も背景も、短い色の筆触を並べて表しています。黄色の明るい背景の前で、口ひげの画家が正面を見つめる、萬の模索の時期を示す一枚です。

制作年
1912年(明治45年)頃
技法・形式
油彩

作品について

胸から上の正面向きの自画像です。背景は黄色を主に、緑や赤、青の短い筆の跡が並び、遠くの垣根か家並みのような横の帯が見えます。顔は赤茶や緑、紫の小さな色の点で組み立てられ、黒い口ひげと太い眉がくっきりと置かれています。衣服は青や紫、白の点が波のように重なり、画面全体がこまやかに震えるような印象を与えます。

題名のとおり、色を混ぜずに小さな筆触を並べる点描の手法を取り入れた作品です。点描は19世紀末のフランスでスーラらが始めた描き方で、萬はこれを自分の顔に当てはめ、色の響き合いを確かめようとしたと考えられます。

東京美術学校を卒業したばかりのこの時期、萬は点描、フォーヴィスム、キュビスムと、西洋の新しい表現を短い間に次々と試みました。同じ岩手県立美術館の「赤い目の自画像」と並べると、その変化の速さがよくわかります。

岩手県立美術館が所蔵しています。展示の予定は館のウェブサイトで確かめられます。

どこで見られる?

展示は時期によって入れ替わります。訪れる前に、各館の展示情報を確かめてください。

この作品を所蔵する館

出典・参考

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